「波待ち」することのメリットってなに?
座り方や足の位置はどうなってるの?
これらの疑問についてお答えします。
【初心者の壁】サーフィンの『波待ち』とは
『波待ち』とは、サーフボードにまたがって座り、体力を回復しながらいい波が来るのを待つ姿勢で、サーフィンにおける基本動作のひとつです。
初心者サーファーが最初に苦労するのが『パドリング』、その次に苦労するのが『波待ち』ではないでしょうか。
他のサーファーは、自然に波待ちしてるのに、なんでぼくはできないんだろう…。
見よう見まねでやってみると、ボードから落ちてしまい恥ずかしい。かといって、ずっと寝そべっていると疲れるし、初心者だと思われるのもなんか嫌、、。
そんなあなたのために、『波待ち』のメリットやコツを紹介していきます。
『波待ち』するメリット
サーファーはなぜみんな波待ちの姿勢をするの?
波待ちできない初心者からしたら、「あんな不安定な姿勢は逆に疲れる」と思いますよね。
波待ちには以下のメリットがあります。
ひとつづつ紹介します。
沖からくる「うねり」が見やすい
波待ちの姿勢は、ボードに寝そべっているより視線が高いため、遠くのうねりをより早くみることができます。
いい波をいち早く見つけて、波に乗れるポジションに素早く移動することができるため、波待ちができれば、波に乗れる回数は格段と増えます。
波に乗るために即座に回転できる
波待ちの状態で、手で後ろから前へ漕ぐと、その場で即座にボードの向きを変えることができます。
また、足も同時に使えば、一漕ぎで180度回転できるようになります。
波待ち状態で即座に回転できれば、波のピークで素早く方向転換し、テイクオフすることができるようになります。
シンプルに疲れない(回復が早い)
バランスがまだとれない初心者には理解不能だと思いますが、波待ちの状態はシンプルに「疲れない」のです。
長時間ボードに寝そべった状態だと、首をあげる姿勢が続くため、首周辺が疲れて痛くなってきます。。
『波待ち』の姿勢は慣れると、ただ座っている感覚なので、首も疲れないし、姿勢も良く、呼吸も深くできるため、パドリングにより消耗した腕や肩をすぐに回復させることができます。
どうやったら波待ちできる?→正直「慣れ」です
グラグラして、全然波待ちできない!
じゃあ他のサーファーはどうやってずっと波待ちしていられるのか。。ぼくの経験則で言うと正直「慣れ」です。
自転車乗るのと同じで、いつのまにかできるようになります。
最初はバランスをとるのにかなり苦労するのですが、3ヶ月程度海で波待ちの練習をしていると、何も考えなくても波待ちできるようになっているのです。
ここにきて「慣れ」とかふざけるな、ブチ◯すぞ!
と言われそうなので、『波待ち』を早く習得するためのコツを紹介していきます↓
波待ちしてるときのコツ【座り方・足の位置】
- 【波待ちの座る位置】ボードの重心よりやや後ろに座るのがオススメ
- 【波待ちのときの足の状態】「くるくる」→「宙ぶらりん」
- 【サーフボード】大きいほうが安定する
- 【サーフワックス】塗りすぎくらいがちょうどいい
1.【波待ちの座る位置】ボードの重心よりやや後ろに座るのがオススメ
波待ちのときの座る位置は、ボードの重心(中央)よりやや後ろ側に座って、ノーズが海面から少し出るような姿勢をとり、両手でボードのレールをつかまえて安定させましょう。
慣れてくるとボードの重心に座るだけでバランスを取れますが、最初は手も使って波待ちの姿勢を保てるようにしましょう。
2.【波待ちのときの足の状態】「くるくる」→「宙ぶらりん」
ぼくが初心者時代に波待ちで疑問に思ったのが、「足ってどこに固定すればいいの?」でした。
波待ちのときの足は、ボードにしがみつくのではなく、バタバタさせるのでもなく、海水の中で宙ぶらりんになっています。
ただ最初は宙ぶらりんだとすぐ倒れてしまうため、両足を立ち泳ぎのようにくるくる回転させると、バランスを取る感覚がつかめてきます。
慣れてくると、うねりなどが来たときに無意識に足でバランスを取っていることがわかるようになります。
3.【サーフボード】大きいほうが安定する
波待ちの練習は、初めのうちは、波が比較的小さいときや、オフショアで海面が整っているときにしましょう。
最初から海面が荒れている状態で練習すると、バランス感覚がつかめるまえに、ボードから落ちまくって疲労してしまいます。
また、サーフボードが大きく(とくに幅が大きいもので)安定していると、バランスがとりやすく波待ちも安定します。最初は大きなボードで練習し、慣れてきたら小さいボードに切り替えてもいいでしょう。コツがつかめればすぐにできるようになるはずです。
4.【サーフワックス】塗りすぎくらいがちょうどいい
波待ちの座る位置には、しっかりと滑り止めのサーフワックスを塗りましょう。
座る位置にワックスを塗っていないと、慣れている人でもボードから落ちてしまいます。
最初はとくに多めに塗って、お尻が滑らないようにしておきましょう。
ワックスに「塗りすぎ」ということはありませんからね!
【まとめ】波待ちは誰でもできるようになる
『波待ち』はどんなに運動ができる人でも最初は手こずります。
また、長くサーフィンしている人でも、波待ち中に油断するとサーフボードから落ちてしまうこともあります。
できないことを恥ずかしがらずに、どんどん波待ちの練習をしましょう。
きっと数ヶ月にはあなたも上手に波待ちできていることでしょう!
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