「サーフィンで死にそうな思いをしたことがありますか?」
僕のまわりのサーファーにそう聞くと、程度はありますが、ほとんどの人が「はい」と答えます。
それほど、サーフィンは危険なスポーツなのです。
今回はサーフィンのどんな事故が多いのか、紹介します。
サーファーの皆さんはどういった事故が多いのか把握しておきましょう。
日本の水難事故
警察庁の統計によると、日本では、毎年1000件以上の水難事故が発生しており、そのうち、約3割の人は死亡・行方不明となっています。
つまり、水辺で事故にあうと、約3人に1人の確率で死にます。
(※小さな事故は統計調査に報告されていない可能性があります)
水辺での事故がとても危険である証拠です。
サーフィン中の事故
では、サーフィンの事故はどうだろうか?
上の表は、海での事故件数。
サーフィンの事故者数は毎年約50人。
そのうち10〜20%が死亡・行方不明となっている。
このデータだけ見ると、釣り人に比べて
「サーフィンってそんな危険じゃないじゃん!」
と思う方もいるだろう。
しかし、『レジャー人口の割合』、『事故原因の割合』を見ると見え方が変わってくる。
レジャー人口の割合
たとえば、レジャー白書によると日本の釣り人口は約600万人以上、潜在人口は3000万人ともいわれていいる。
サーフィン人口は約200万人と、サーファーの約3倍以上の釣り人が存在することになる。
個人的な感覚だとそれ以上に釣り人が多い気がするし、サーファーは釣りもするという人が多い印象です。
事故原因の割合
釣り中や遊泳中で、溺水が多いのに対し、サーフィンは約6割が負傷による事故になっている。
更に、事故者の年齢割合を調べたところ、サーフィンでの事故者で30〜40代の割合が、他のマリンレジャーと比較して大きくなってる。
これらのデータからわかることは、釣りなどのレジャーは、泳げない人が海に落ちることによって、溺水する事故が多いのに対し、泳ぎがある程度得意なはずのサーファーは、波や人、海底の岩などとの接触による負傷が、死亡事故につながっているということです。
つまり、サーフィンは参入障壁が高く、泳げないことによる溺水はほとんど発生しないが、遊泳に慣れた大人でも、負傷によって、事故にあってしまう可能性高いということです。
シャークアタックの確率はかなり低い
サーフィンで負傷というと、サメに襲われることを想像するでしょう。
たしかに、他のマリンレジャーに比べて、サーフィンはサメによる事故似合う可能性が多い。
しかし年間の被害報告によると、サメに襲われる可能性は極めて少ない。
世界で、毎年約50件のシャークアタックがあるが、そのほとんどは、アメリカとオーストラリアに集中しており、日本でサメの被害はめったにおきない。
それでも、シャークアタックに遭遇すると約50%の確率で死亡します。
最も多い事故は波や人・海底との接触による負傷
サーフィンの事故で最も多いのは、波に打たれたり、岩や海底にぶつかったり、他のサーファーと接触したりして、事故につながることです。
事故を避けるには
サーフィンで事故に遭わないためには、以下のことを守ることが重要です。
- 自分の技量にあった波を選ぶ
- 入ったことのないサーフポイントはよく観察する(入ったことあるサーファーに聞く)
- ルールやマナーをしっかり守る
- 混雑しているサーフポイントは極力避ける
- しっかりと体調を整える
【まとめ】楽しくサーフィンするために
サーフィンは自然と一体になるスポーツです。
自然は時折予想を超える事態を起こす可能性があり、他のスポーツより危険性が高いスポーツです。
そのため、事故に遭わないように、上記のことをしっかり守り、楽しいサーフィンライフを送りましょう!
コメント