【沖縄のクラゲ事情】冬でもクラゲに刺される!?【被害時期と対策】

辛い・痛いシリーズ
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サーフィン中、遭遇したら一番怖い生物といえば、

『サメ』ですが、

最も身近で危険な生物は『クラゲ』です。

サーフィンをしているほとんどの人は、

「クラゲ刺されたことがある」

「身近な人がクラゲに刺されたことがある」

と答えるのではないでしょうか。

今回は、ぼくの住む沖縄のクラゲ被害の時期や事例と、沖縄は冬でもクラゲに気をつける理由、また、クラゲに刺されないための対策を紹介します。

沖縄でサーフィンをする方や、クラゲに刺されたくない人必見です!

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1.沖縄県のクラゲ被害報告件数

沖縄県における加害生物別被害報告件数によると、沖縄では1年間で200件程度の被害報告がされており、クラゲなどの刺胞動物が114件(62.0%)と最も多く、そのうち69件(37.5%)がハブクラゲで、

31件(16.8%)がカツオノエボシ、13 件(7.1%)がクラゲ類として報告されています。

刺されても病院に行かない人も多いから、被害件数はもっとありそう…。

2.冬のサーフィンでもクラゲに気をつけるべき理由

沖縄では、クラゲ被害の報告時期は7月〜9月に集中しています。

クラゲが多く発生する時期という見方もできますが、単純に肌を露出して海に入る人が多いのも原因のひとつです。

クラゲの好む海水温度は20〜30℃と言われています。

いっぽう、沖縄の一年間の平均海面温度は、年中通してその20〜30℃の中で推移します。

沖縄のサーフィンでは、7〜9月に限らず、年中とおしてクラゲ対策は必要です。

沖縄本島東の海面水温(気象庁HPより)

沖縄の水温で、特にサーファーがいる浅い海面の温度は、年間を通してクラゲの好む水温になっているのです

3.ぼくが1月にクラゲに刺された件

ぼくは、1月にクラゲに刺されました。

当時、『チンクイ』も多く発生しており、多くのサーファーから「なんかチクチクする」という話がされていました。(※チンクイについては『こちら』の記事)

ぼくも、何度も「チンクイ」にやられていたので、あまり気にせずサーフィンをしていました。

すると、腕に「ビリッ」と電気が走ったような痛みを感じました

「コレも『チンクイ』かな?」と思い、そのままサーフィンを続けましたが、海から上がってみると、、

サーフィンがおわってしばらくしたときの手足(まだ軽症でした)。足などの赤い斑点はチンクイの被害かな。

冬でウェットスーツを着ていたのもあり、被害が手足しかありませんでしたが、それでも痛かゆさは結構あり、眠れそうになかったので、とりあえず皮膚科へ。

皮膚科医によると、一部は「チンクイ」の被害の可能性もあるが、触手のようなミミズ腫れがあるので、「クラゲ」で間違いないとのことでした。

4.後日、泳いで水中撮影してみた

後日、サーフポイントで、うねりがないときに泳いでみました。

すると、クラゲっぽいのがたくさん笑。

ちょうどリーフブレイクのサーフポイントのところ。
こんなのがたくさん笑

もっと撮影をしようとしましたが、一緒に泳いでいた友人が、

でけぇハブクラゲがいた!

全力で海から上がりました。幻覚だと信じたい。

上記の写真を調べてみたら、『カブトクラゲ』でした。

カブトクラゲ(結構珍しい!?)「相模川ふれあい博物館より」

毒性はなくて、しかも夜に光るらしい。一度見てみたいので夜に潜りたい!

が、他のクラゲが恐いし、夜にクラゲがみえるのかも不明。

ハブクラゲやカツオノエボシは見られなかったが、サーフポイントや浅瀬には、冬でも多くのクラゲがいることがわかりました。

5.クラゲに刺されないよにする方法【対策】

クラゲに刺されると、かなりの激痛があり、最悪死に至る可能性もあります。

そのため、刺されないための予防・対策が必要です。

1.肌を露出しない

『ウェットスーツ』や『ラッシュガード』をつけてサーフィンをするのが一番の対策になります。

日焼け対策にもなるし、一石二鳥です。

なるべく肌を露出しないためにも、

長袖、長ズボンタイプのものをおすすめします。

2.クラゲよけのローション(日焼け止め)を塗る

どんなにウェットスーツなどを着ても、顔や手首などは露出してしまいます。

また、時には海パンや水着で気持ちよくサーフィンしたいときもあると思います。

そんなときは、『クラゲよけのローション(日焼け止め)』を塗りましょう。

100%効果があるとは限りませんが、ぼくはこの日焼け止めを塗ったときは、『クラゲ』に刺されたことはありません。

海で使用することを前提とされているため、日焼け効果も長く、落ちづらいのでオススメです!

沖縄では、サーフショップでもよく取り扱われています。

3.オンショア(海風)が吹く海岸を避ける

海から陸に向かって風が吹いている海岸は、クラゲ類(とくにカツオノエボシ)が、風に流されて浅瀬まで流されてくることがあり、刺される確率が高いです。

海に行くときは、事前に風向きを確認して、なるべく海から風が吹いていない場所を選ぶと良いでしょう。

windyなら風向きをアニメーションで見れるので確認しやすいです。

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6.もしも刺されたら【対処法】

沖縄県HPより

1.すぐに海からあがる・助けを呼ぶ

痛みの具合に関わらず、落ち着いて海から上がりましょう。

動けないときや、パニックになりそうなときは、すぐに大声で助けを呼びましょう。

クラゲに刺されても、アナフィラキシーを起こすことはめったにないので、刺されても慌てないようにしましょう。(クラゲ刺傷によって引き起こされる症候群とその処置方法「http://www.amsl.or.jp/midoriishi/12all.pdf」より

2.海水で触手を洗い落とす

ハブクラゲなどの毒には、『酢』をかけることが効果的と言われますが、沖縄の場合、「カツオノエボシ」と言われるクラゲの仲間の被害も多い。

見た目は綺麗だが触手に触れると呼吸がしづらくなるくらい激痛!台風後などに砂浜に打ち上げられてることもあるので注意!

この「カツオノエボシ」の刺胞は、酢をかけると逆効果で、刺胞を発射させることになってしまいます。

「クラゲ」の種類がわかるときは良いのですが、ほとんどの人がわからないと思うので、とりあえず海水で洗い流すのが良いと思います。

真水や砂をかけて払い落とすなども、逆効果のため絶対しないようにしましょう。

3.海水をかけても触手が剥がれないときは手袋などで優しく取り除く

ピンセットなんかで取ると良いとされていますが、いつでも持ってるわけではないので、ない場合は、手袋やハンカチで取り除きましょう。

またオススメの方法として、ガムテープがあれば、「優しく貼って、はがす」をくり返すことによって、目に見えない刺胞を取り除くことができます。

4.氷または冷水で冷やす

触手をすべて取り除くことができたら氷または冷水で患部を冷やしましょう。

冷やすか温めるかで賛否両論ありますが、個人的には温めると激痛が走ったし、温水よりは、氷などのほうが調達しやすいと思うので、冷やすことをオススメします。

5.医療機関で治療を受ける

クラゲに刺されたら、なるべく早めに医療機関に行くことをおすすめします。

夜中に痛みとかゆみで寝れなくなり、マジで後悔します。

かゆすぎて、新品の「ムヒアルファ」が一日で無くなりました。

皮膚科でステロイド入の軟膏をもらったほうが、治癒も早く、費用も安上がりです!マジで!

6.呼吸停止・心停止に陥った場合はすぐに心肺蘇生法を開始

万が一アナフィラキシーショックで、呼吸困難になると、最悪の場合命を落とす危険性もあるため、すぐに周りの人にクラゲに刺されたことを伝えましょう。

そして、周りに刺されて呼吸困難などになった人がいた場合、救急車を呼びつつ、心肺蘇生法を開始しましょう。

【追記】またやられました(※閲覧注意)

7月にまたやられました。

油断してクラゲ避けローションを塗らず波待ちしてたら、ひざに乗ってきやがった。

ポケモンかよ。

※イメージです
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【まとめ】自然とともに生きる

サーフィンで、一番身近で危険な『クラゲ』について、事例や対策、対処法を紹介してきました。

海に入る以上、クラゲに刺される可能性は誰にでもあります。

しかし、これも自然を感じられるサーフィンの魅力でもあります。

危険な波や生物に自ら挑む緊張感と恐怖感以上に、波と一体となれたときの気分は最高で、自分が「生きている」という実感につながるのです。

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