サーフィンでパーリングばかりしてしまう。
どうやったらパーリングを減らせるのかな?
サーフィンを始めてしばらくすると、この悩みに行き着きます。
パーリングとは、テイクオフの際に海面にノーズが突き刺さって、そのまま波に巻かれてしまう現象です。
今回は、パーリングをしてしまう原因と、減らすための方法を紹介します。
サーフィンでパーリングしてしまう原因
サーフィンでパーリングする原因を5つ挙げます。
1つずつ紹介します。
1.乗ろうとする波の選び方
(↑タルい波)
(↑崩れるのが早い掘れた波)
基本的に掘れた波や崩れるのが早い波はパーリングしやすく、上級者向けの波です。
初心者は、緩やかに波がブレイクしているポイントを選びましょう。
基本的に、ビーチブレイクのポイントはタルい波が多く、リーフブレイクのポイントは掘れた波が多いです。また、ビーチブレイクでもアウトサイドよりもインサイドの方が掘れた波になる傾向があります。
初心者にとってパーリングの可能性がもっとも少ないのは、ビーチブレイクのアウトサイドでしょう。(※ただし、人が多いのが実情。泣)
2.波に乗る位置(波をよく見よう)
初心者にありがちなのが、必死にパドリングするあまり、自分の乗る波を一切見ないことです。
まず、海に入る前に波がどこから、どのようにブレイクしているのかを観察し、海に入ってからも、すぐ波に乗ろうとするのではなく、どこで乗るとテイクオフしやすいか、他のサーファーはどの辺りでテイクオフしているのか、よく観察してから海に入るようにしましょう。
パドリングを開始するときも、しっかりと波を見ながら、波の崩れるタイミングにあわせてテイクオフしましょう。
参考までに五十嵐カノア選手のテイクオフを紹介します。
波をよく見ているのがよくわかります。
3.サーフボードにまたがる位置
テイクオフするまえのパドリングで、サーフボードの前に身体の重心が乗っていると、パーリングしやすくなります。
パドリングの姿勢のとき、ボードの前側にいきすぎていないか、確認しながらテイクオフしてみましょう。
ぼくの初心者のときも、必死にパドリングしようとするあまり、重心が前にいきすぎてそのままノーズが刺さってしまうことがよくありました。
初心者のうちからしっかりとした位置を確立しておきましょう。
基本的に、おへそがサーフボードの重心の真ん中にくるように乗ります。
最初のうちは、サーフボードの中心にワックスなどで印をつけておくと良いでしょう。
4.テイクオフのとき下を見ている
初心者の中には、波が来てパドリングを開始したとき、
一生懸命パドリングするために、下(海面)を見ながらパドリングしている人がいます。
恐れず、突っ込む勇気があることは良いことですが、下を見ていると自然と重心が前のめりになり、パーリングの確率が高まります。
波に乗ろうとパドリングをするときは、乗る波をチラ見しながら(前乗りしてないかもチラ見しながら)、顔は上げて前を向く(陸の建物や構造物を見るなど)ようにしましょう。
慣れてきたら、自分の進行方向を見るようにすると自然と横に行けるようになっていきますよ!
5.テイクオフの体制までのスピード
掘れた波や崩れるのが早い波は、素早くテイクオフしないと、パーリングしてしまいます。
チンタラとテイクオフの体制をしていたらそのまま巻かれてしまいます。
日頃から陸トレでも素早くテイクオフの体制になれるように練習しておきましょう。
素早くて綺麗な姿勢!!↑↑
また掘れて崩れるのが早い波の場合、テイクオフの瞬間に進行方向に少しボードをずらしてテイクオフするコツもあります。波を早く抜けることができるため、パーリングすることは少なくなるでしょう。
(※ただし波に向かって垂直にテイクオフが基本です。)
【おわりに】誰もが何度もパーリングしてきた
パーリングは、誰でもやってしまうことがあります。
プロでもパーリングしてしまうときはあります。
無理は禁物ですが、掘れた波や崩れるのが早い波に
何度も挑戦するとパーリングしないようにする感覚が掴めてきます。
大事なのは、パーリングしないようにと恐れながらサーフィンすることではなく、
パーリングしたあとに何がいけなかったのか、原因を見つけて、改善するように意識し、何度も挑戦することです。
そうすれば自ずとパーリングする確率が減ってきます。
毎回、自分の何がいけなかったのか、確認しながら楽しくサーフィンできるようにしていきましょう!
ほかにも、サーフィンに関する悩みがあれば、このブログだったり、Kindle Unlimitedでサーフィン関連の本を読みまくって、さらにサーフィンを楽しいものにしていきましょう!
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