【恐怖体験】サーフィンで死にかけた話【パニックにならないために】

辛い・痛いシリーズ
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自然の波に乗るサーフィンって、結構危険じゃない?

実際、サーフィンは結構危険です。

足をけがしたり、波に巻かれて苦しかったりはよくあることで、ルールを破ったり、自分の技量以上の波に挑んだりすると、大きな事故に繋がる可能性もあります。

今回は、ぼくが初心者時代に体験した、「回のサーフィンで3つの恐怖を体験し、死にかけた話」をご紹介します。

もしも同じ状況になったとき、冷静に対処できるようにしましょう!

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【恐怖の連続】サーフィン初心者が死にかけた話

サーフィンを初めて約3ヶ月の大学生のぼく。

ある日サーフポイントに行くと、肩〜頭サイズくらいの波が来ていました。

「大きな波だな」と思いましたが、30人くらいはサーファーがいたし、「せっかく海まで来たんだから」と、海に入ることにした。

インサイドの波に押し戻されて沖に出ることはできず、それでもドMのぼくは楽しかったです。

沖に行ってみたいという好奇心から、何度も打ち寄せる波に突っ込みました。

自然とは不思議なもので、大きな波のときでも数秒だけ、波が急にスッと消えることがあります。

その日まさにそれが来てしまいました。

ぼくは「チャンスだ!」と思い全力でパドリング。

そこから、数十秒、、、異変に気づいたときには遅かった。

パッと岸の方を見ると、岸からだいぶ離れている!

沖にいたサーファーも岸の方に見える!

これが一つ目の恐怖。

【恐怖①】離岸流に流される

某サーフポイントの海流の流れ(赤色の部分で離岸流が発生する)

離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことです。

サーファーなら知ってて当然です。

しかし知っていても、一度流され、初心者ひとり、広い沖に取り残されるとパニックになります。

離岸流に逆らってパドルするのではなく、岸に水平に向かえば良いと聞いていたが、沖に出すぎていて進んでいるのかもわかりません。

とりあえずサーファーが見えるところを目指して必死に10分くらいパドルしていると、運良く波がブレイクするポイントまで戻ることができました。

【恐怖②】セットの波に巻かれる

離岸流からなんとか生還できたぼくは、恐怖と体力の消耗で「とりあえず岸に上がりたい」と思っていました。

そこに、いままで体験ことないくらいセットのデカ波が押し寄せてきました!

頭サイズくらいだろうか、当時のぼくからすると、

「あれ?津波きました?」くらいの恐怖。

怖くなり何も見ないで、全力で岸に向かってパドル!

すると一瞬、ふわっと浮かんで、バーン!!

これはイメージです。

ノーズから突っ込み、波に巻かれました。

ついでに、リーフに腕を打って、打撲。

【恐怖③】リーシュコードが切れる

セットの波に叩きつけられ、3回転くらいしてやっと水面に浮上してきたぼくに、さらなる恐怖が押し寄せてきました。

「サーフボードがあらへん!!」

このとき、パニックになり、とりあえず息をしたくてもがいていると、2度目のセットが押し寄せてきました。

ぼくはまた波に巻かれました。

そのとき人生で初めて、「死ぬかも」と思いました。(ぬるい人生でスミマセン)

それから2回波にもまれて、諦めかけたとき、数メートル離れた岸の方に「サーフボードちゃん」が浮かんでいるのが見えました。

「ゔぉーーーーーーーーーーー」

ぼくは、波にもまれながらも、全力で犬かきして、10年ぶりの我が子を抱きしめるかのようにしがみつきました(あ、子どもはいません)

サーフボードに抱きついた瞬間、大きなスープに押されて浅瀬まで戻ることができました。

※その数日後、僕はサーフショップで1番太いリーシュコードを買いました。

今回の体験で犯した間違い【反省】

ぼくはこの体験で、いくつかの間違いを犯しています。

犯した間違い
  • 自分の技量を見誤る
  • 焦って全力パドル
  • リーシュコードに頼りすぎ

自分の技量を見誤る

そもそも、サーフィン始めて3ヶ月しか経っていない、パドルアウトもろくにできないサーファーが、頭サイズの波でサーフィンしようとすること自体間違っています。

初心者サーファーは、大きくても腹サイズの波までにしておき、それ以上大きいときは、海に入らない選択をするべきです。

自分の技量を見極めるのもサーフィンの実力

焦って全力パドル

離岸流に流されたとき、焦ってパドルしてはいけません。

離岸流の流れは、水泳のアスリートの泳ぐ速度より速いときもあるため、

全力パドルしても体力の消耗になるだけです。

落ち着いて周りをよく見渡し、自分がどの方向に流されているのか把握しましょう。

流れに逆らわず、波が多くブレイクしているところは、流れが岸に向かっている可能性が高いので、その方向かつ、岸と水平方向にパドルしましょう。

さらに、波のセットが来たときも、焦ってパドルするのではなく、波のブレイクするパワーゾーンを避け、パーリングしないように、重心を後ろに持っていけば、波に押されて岸に戻れるでしょう。

危険な場面

リーシュコードに頼りすぎ

リーシュコードは命綱ではありません。

当時のぼくは、リーシュコードに頼りすぎでした。

パーリングしてもボードとつながっているので、ボードをたぐり寄せてつかまれば溺れないと思っていました。

しかし、リーシュコードは使い続ければ、いつか必ず切れます。

当時、新品で3ヶ月しか経っていないぼくのリーシュコードも切れました。

海に入るときは、毎回リーシュコードの確認をし、もし切れたときも、冷静に対処できるように準備しておきましょう。

→リーシュコードが切れたときの対処法

リーシュコードは1年に1回買い換えよう!

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【おわりに】サーフィンは恐いけど倍の楽しさがある

一度に、

  • 離岸流に流され
  • パーリングして
  • リーシュコードが切れる

こんなことは、めったに無いでしょうが、レジェンドサーファーやビッグウェーバーは、「こんな体験はチョロい」と思うほどの恐怖体験を教えてくれたりします。

こんな体験をしても、サーフィンを続けているのは、それ以上にサーフィンが楽しいものだからです。

他にも板が真っ二つに折れたこともあるし、

実際に折れたボードの写真

人と接触しかけたこともあるし、怒られることもありました。

自然と一体になるスポーツゆえサーフィンは、「『死』と隣合わせのスポーツ」ともいわれています。

だからこそ波に乗れたときの感動は大きいし、「生きている」という充実感を得られるのかもしれないですね。

自分の実力をしっかり把握し、ルールを守って楽しくサーフィンしましょう!

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