海は、たった一度の事故が原因で命を落とすことのある危険な場所です。
特にサーフィンは、一つの場所で多くの人が集まるスポーツです。
それゆえにサーフィンをするときは、しっかりとルールとマナーを守って、波に乗る必要があります。
今回は、初心者が意外と知らないとヤバいサーフィンのルール・マナー違反を紹介します。
知らないとヤバいサーフィンのルール・マナー
1.ドロップイン(前乗り)
『ドロップイン』とは、自分よりピークに近い所からテイクオフするサーファーがいるにもかかわらず、その波に乗って、ピークからテイクオフしたサーファーの進行方向の前に乗り、邪魔をする行為です。
基本的に、他のサーファーが自分よりピークに近いところから、テイクオフをしようとしていたら、パドリングをやめましょう。
しかし、人が多いポイントになると、1回も波に乗れずに終わってしまうかもしれません。
初心者の方は、人の多いポイントは避けましょう。
サーフィンをやっていくうちに、「あの位置からだとこのサーファーはテイクオフできない」とか
「このサーファーはレギュラー(もしくはグーフィー)方向に進む」
というのがわかるようになってきます。
テイクオフのときにしっかりと他のサーファーも見るように意識して、前乗りしない観察眼を身に着けましょう。
2.スネークイン(スネーキング)
スネークインとは、自分よりもピーク(波が最初に崩れる場所)にパドルインしようとしている人がいるにも関わらず、ピークの方に入っていき、パドルインする行為。
たちが悪いのが、ライディングだけ見ると、スネークインされた人がドロップインしたようにみえることです。
スネークイン自体知らない人だと、トラブルの原因になります。
「スネークインされた」と思っても、相手は「前乗りされた」と思っているかもしれません。
言い合いをしてもせっかくのサーフィンが台無しになるので、テキトーに「スミマセン」と謝っておくのが無難です(笑)。
譲り合いの気持ちをもってサーフィンしましょう。
譲っていれば、一番いい波が取れたり、「GO!GO!」と譲ってもらえたりします。
3.波に乗っている人のライディングのラインに入らない
パドリングでアウトに出たりするときなどに、ライディングしているサーファーの邪魔をしてはいけません。
特に多い例が、小さい波を狙って、インサイドで波待ちする場合や、テイクオフに失敗したときに、アウトからテイクオフしてくるサーファーの邪魔をしてしまう事例です。
アウトから波に乗ってくる人がいるときは、ライディングのラインを読み、避けるようにしましょう。
とくに初心者の場合は、他のサーファーの真後ろで波待ちするのは避けましょう。
また、インサイドからアウトに戻るときは、ライディングラインを避けて、大回りしてパドルアウトしましょう。
4.ボードはなるべく離さない
ライディング後には、なるべくボードは離さないようにしましょう。
ボードに勢いが乗っているときは、その先端は狂気になります。
「リーシュコードがついてるから大丈夫」
と思っている人もいるかも知れませんが、リーシュコードはいつ切れるかわからないものです。
ライディングを邪魔する人が一番悪いですが、その人に向かってボードを向けたりするのも悪質なマナー違反であり、思わぬ事故につながるため、なるべくボードは離さないようにしましょう。
5.ローカルルールについて
サーフポイントの中には、地元の方々(ローカル)がサーフィンを楽しめるように、整備・清掃等してあるポイント(ローカルポイント)もあります。
基本的に、ローカルポイントでは「ローカル優先」というのが一般的で、場所によっては、追い出されることもあるのだとか…。
海はみんなのものじゃん!
なんで、自由にサーフィンしちゃだめなんだよ!?
その気持もわかります。
しかし、ローカルの立場に立って考えてみましょう。
自分たちが、ポイントまでの道の整備や草刈り、ゴミ拾いなどをして気持ちよくサーフィンできるようにしたのに、よそから来た人が、いきない海に入って、ガツガツ波を乗っていったらどう思いますか?
きっと、「誰だよこいつ」ってなりますよね。
ローカルにはリスペクトの気持ち、譲る気持ちを持ってサーフィンをすれば、意外といい波を譲ってくれたりします。
【おわりに】他のサーファーは意外と見ている
サーファーは、他のサーファーのライディングなどをチラ見しています。
それゆえに、ドロップインなどのマナー違反を繰り返したり、違反したのに謝罪をしなかったりすると、
他のサーファーからの印象も悪くなってしまいます。
上記のマナー違反をしてしまったときは、『すみません』と一言謝りましょう。
そして、自分の何がいけなかったのか反省し、繰り返さないように気をつけましょう。
ほとんどのサーファーは、マナーを守って接すれば優しい人ばかりです(見た目怖い人が意外と優しい説)。
一言、あいさつだけでもしていると顔見知りも増えて、サーフィンしやすくなっていきます。
僕みたいな、陰キャの人でも勇気を持ってあいさつしましょう。
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